存在定義

いつか私は
この素晴らしい世界の一部になる
大地と大気と同化する

その時には魂も心も考えも
なにもかもが無に帰る　

私の存在自体が無くなるのだ
幸せとか不幸とかそういったものがなく
解き放たれる

生まれる=死ぬ
死ぬ=？

生まれたその時から死ぬことは約束されている
抗えない
抗うだけ無駄なのだ

だからこそ
生きてた傷跡を
生きてる内に残していくしかないのだ

私は自分の絵を残すという行為だった
記憶に残す
物として触れられるように残す
それだった

社会に対しての怒りとか不服とか
そういうことは絵に起こしていない
自分が好きなpunkのムーブメントには
イコールにはならない

自分が描きたい絵を描く
エゴを詰め合わせる
イゴも詰め込む

やがてくる
死に備えて
私は絵を残す

それでは
今回はこのへんで

御免