虚言は日々進化し、現実は月並みに劣化する
現実は月並みに劣化する
私はこんなにも自分が嫌いだ
いつか自分を好きになれる日がくるはず
そんなことを思いながら
私は生きている
しかし
どんなに好きになろうとも変わらないもの
それは
自分の醜さ
醜さ故に美しいものに恋い焦がれる
ああ、焦がれる故に私は
絵を描き視界に収めようとしている
美しさはときに諸刃と化す
美しさとは個人の主観でしかない
自分では美しいと感じたそれは
他者には受け入れられず自分に跳ね返って
くることがある
それは非情で怖い
虚言は日々進化し
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続く
今回はこのへんで
御免
2019/07/29 百鬼夜行~第2夜~
#日刊妖怪明暗 より抜粋